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新潟県立五泉高校においてワークショップを行いました

2019年9月11日(水)
@新潟県立五泉高校
対象:1年生
『無知な私たち~難民から学ぶ理不尽な世界~』
(世界の現実)
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新潟国際情報大学1年の斉藤璃紗です。
私たちは、難民をテーマにワークショップを行いました。
このワークショップの目的は、日本の難民申請者や難民認定されなかった人々の
苦しい状況を知ってもらうことです。


今回の派遣は2回目で、先輩がいない中私たち1年生が中心となって取り組みました。
私は今回メインで後半の司会を担当しました。
前半に緊張をほぐすためのゲーム、
世界の難民の現状を知ってもらうために難民の数や受け入れ国について説明をし、
今までの生活や家族、大切なものすべて失った難民の気持ちを体験してもらうために、
命の持ち物検査というワークをしました。


後半は、日本の難民認定数はどれくらいいるかというクイズ、
そのクイズの解説で日本の難民認定数と申請者数の推移グラフを見せ、
なぜ日本の難民認定数が少ないのかということと、
日本に来た難民の厳しい現状を口頭で説明しました。

その後に、日本に来た難民が収容されている東日本入国管理センターについて紹介し、
その施設の動画を見てもらい、参加者にどんな施設だったか、
そこで何が問題だったか、動画を見てどう思ったか考えてもらう、
その施設での人権侵害の事例について紹介し、
今日の流れを振り返りここまでのワークを通して難民の現状を知って
参加者はどう感じたかについて話してもらい、
最後に目的を確認してこのワークでわかったことをまとめました。


反省点は、命の持ち物検査のワークで難しい内容だったので、
参加者も考えにくかったようであまり意見が出なかったことです。
また、時間配分がうまくできず、チーム内での意見を全体に回せなかったことです。


今回の派遣で、高校生にこのワークショップをきっかけに難民問題について
意識してもらえたら嬉しいです。

また、こんな風に私たちが知らない問題は日本にもあります。
でも、そこに少しでも関心を持って、自分の国、
自分の国で起きている問題をこれから真剣に考えてもらいたいです。


byファシリテーターりさ

by iuip-nuis | 2019-09-11 13:50 | ワークショップ派遣報告