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ワークショップ実践論において田村洋一氏、森山千賀子氏の講義を受講しました。

12月6日(木)
@本学 国際交流センター
講師:田村洋一氏(メタノイア・リミテッド 代表)
   森山千賀子氏(メタノイア・リミテッド)
講師タイトル:「創り出すファシリテーション」

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こんにちは。新潟国際情報大学2年、現実チームの石塚祐輝です。
12月6日に組織コンサルタントの田村洋一さんにお越しいただき、ビジネス・会議系ワークショップを開いていただきました。

今回のワークショップでは、何かを創造する際の効率的な方法とカネヴィンフレームワークについて紹介していただきました。
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前半では、「creative process」について説明していただき、何かを創造するプロセスについて学びました。私たちが問題を解決するときや何かを想像する際には、
「どうしたらいいのか」
「何が問題なのか」
「何をやりたいのか」などから考えることがほとんどです。
しかし、何かを創造したいときにはこれらのような手段から考えるのではなく、
「どんな結果を創り出したいか」を最初に考えることが大切だと田村さんはおっしゃっていました。

ワークショップ実践論において田村洋一氏、森山千賀子氏の講義を受講しました。_c0167632_14472521.jpg
まず結果を考え、その次に現実をよく把握し、最後にどんな手段を取ったらいいのか考える。この順番で考えることで効率的に結果を創り出すことができます。また結果は理想とは異なり、具体的かつ現実的であり、成功や失敗を測ることができるものであるということも学びました。結果は理想とは異なるという話を聞いて、自分たちがワークショップを創るときにはいつも「参加者にこうなってほしい」というような理想から考えているなと思いました。
理想は実現できないことが多いものであり、ワークショップを通して何かを創造したいときには創り出したい結果と理想を分けて考えることが大切だなと感じました。

ワークショップ実践論において田村洋一氏、森山千賀子氏の講義を受講しました。_c0167632_14482783.jpg
後半では、カネヴィンフレームワークについて紹介していただきました。カネヴィンフレームワークとは、自分を取り巻く環境や出来事を自明系、煩雑系、複合系、混沌系、無秩序の5つの領域に分類し、理解しやすくするものです。

今回はやってみないとわからない複合系について詳しくやりました。「やってみないとわからないことに対しては、実際にやってみるしかない。そのためには取返しのつく失敗を設定し、実施してみることが大切だ」と田村さんはおっしゃっていました。確かに分からないことがあったときには試行錯誤を繰り返して学んでいくことが多いなと思いました。しかし、実際に取り返しのつく失敗を考えてみると、意外に難しいことがわかりました。

ワークショップ実践論において田村洋一氏、森山千賀子氏の講義を受講しました。_c0167632_14504978.jpg
今回の田村さんお話を聞いて、自分たちのワークショップを創る際だけでなく、日常生活にも役立つことを学ぶことができました。今回学んだことを生かして、自分たちのワークショップをより良いものにしていきたいです。

田村さん、ありがとうございました。

 by いしづかゆうき

by iuip-nuis | 2018-12-21 14:51 | インストラクターニュース