2月17日(金)
@村上市立山北中学校
対象:2年A組 43名
ワークショップタイトル:
『便利の裏側 ~日常にひそむ見えない戦争~』
(世界の現実)
・・・・・・・・・・・
こんにちは。
世界の現実チーム4年の三浦詩織です。
2月17日、村上市立山北中学校にて
「便利の裏側〜見えない戦争〜」を行わせていただきました。
今回のワークショップは、
今年度の現実チームとして最後の外部派遣でした。
同時に、自分にとって、
4年間の国際交流インストラクター生活最後の外部派遣でした。
ワークショップは山北中学校2年生37名と行いました。
4年生の多いチームですが、今回は3年生の伴内くん、
そして1年生の丸山さんがメインファシリテーターを務め、
タイムキーパーを2年生の広野くんが務めるという、
後輩たちの活躍した派遣でした。
アイスブレイクでは、記憶ゲームとして、
ワークショップのキーワードを出し、覚えてもらいました。
答え合わせの前に電化製品の絵を使ったグループ分けをしました。

前半は、電化製品がない生活を考え、
そこに入っているレアメタルの説明、間には手ほどきゲームをはさみ、
コンゴ民主共和国クイズ、レアメタルの工程パズル、
コンゴ紛争の説明をしました。
休憩後は、前半のおさらいから「私」と「コンゴの子どもたち」を
つなげるワークをしてもらい、最後に電化製品に対して何を考えるか、
ワークショップの感想を出してもらいました。
全体としては、つまらなそうにしている子や、
ワークの意味がわからない様な子はおらず、
学生・参加者ともに楽しい雰囲気で進みました。
「私」と「コンゴの子どもたち」が関係ない訳ではない事は、
伝わったのではないかと思います。
ただ、「私たち」が複雑な社会の構造の中の
ひとつの部品であるという意識までは難しかったと感じました。
今年、私は初めて「紛争」というテーマを主に扱いました。
「異文化理解」やワークショップと言う手法そのものに
興味を持ちやってきた今までとは、全く違う1年間になりました。
知識が他のメンバーと差があり、
紛争に関してのしっかりとした考え方がある訳でもなかった私にとって、
1番内容に関して頭を抱えた年だったと思います。
ワークショップが自由な発想の場であることと、
勉強した大学生でも難しい内容を、参加者に簡単に伝える場であることを
混ぜ合わせる事にはインストラクターみんなが悩む事と思います。
私自身も沢山悩み、泣き、ぶつかりました。
それに加え、ファシリテーターという立場を4年間学び、
言い方ひとつで思いが伝わらなかったり、
自由な発想を止めてしまったりすることに凄く難しさを感じました。
チームの中には人前で話すのが得意な人も、
話を聴くのが得意な人も、参加者と仲良くなるのが得意な人もいます。
自分ができるファシリテーター像を見つけられたら
ワークショップが凄く楽しいものになるのではと思います。
これは、4年間かけて私がやっとだしたファシリテーターのイメージです。
自分が何が得意なのかわかるためにもチームで動くこと、
参加者のことを考えることがプラスになるのではと思います。
4年間続けられる事ができたのは、国際交流協会の方々、
派遣に呼んでくださる小・中・高校の方々、たくさんの知識をくださった
先生・講師の方々、ワークショップに集中できる状況を作ってくださった
推進員の方々、一緒に悩んだ仲間たちがいたからです。
文字では表しきれません。
本当にありがとうございました。
byインストラクターみうら