県立新潟商業高校においてワークショップを行ないました
3月4日(金)
@県立新潟商業高等学校
14:05-15:47
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こんにちは。
英語チーム1年生の石橋香音です。
私たちは3月4日(金)に新潟県立新潟商業高等学校の1年生41名を対象に
ワークショップを行ってきました。

タイトルは「日常生活の中にある暴力のカタチ~Invisible Bloody Hands~」です。
私たちが普段何気なく買い、使っているものがどのようにして作られているかを可視化して、
児童労働を例に、暴力について考え、
暴力とは目に見えるものだけでなく見えないところにも存在していること、
私たちはその加害者にも被害者にもなりうるということを理解してもらい、
そしてそのような暴力に対してどのように関わっていくのかを
ワークショップ後にも考え続けてもらいたい
という願いを込めてワークショップを行いました。
今回は難しい説明や専門的な言葉が飛び交うような話し合いをより深く理解してもらい、
議論してほしいという願いから、学校の先生と相談しながら、日本語を交えてワークショップを行いました。
まず、緊張をほぐすためのゲームとして英語で連想ゲーム、
平和と暴力についての自分のイメージを改めて考えて紙に書く、というワークを行いました。
英語で連想ゲームは初めて行ったゲームで時間の調整が予想できず、
予定を少し上回ってしまいましたが、
参加者の皆さんと私たちの緊張はほぐれたのでよかったと思います。

次のショッピングゲームは、私たち英語チームが一番初めの派遣から大事にしていたものです。
参加者に、普段のような買い物をする消費者、その商品を作る労働者の役に分かれてもらい、
実際に体験するというものです。
ミーティングで何度も改良を重ね、今までで一番良いものができたのではないかと思います。
そのあとにこのゲームについての説明を行い、
児童労働を例にそこに存在する暴力について理解してもらいました。
主に構造的暴力、直接的暴力、文化的暴力の三つの暴力について説明しました。
ここでの説明のパートが難しいうえに、長くなってしまうというのが私たちの最大の悩みでした。
パワーポイントをできるだけわかりやすくする、アニメーションを入れる、
参加者に投げかけるようなセリフを取り入れる、というような様々な工夫を凝らしました。
ファイナルワークとして、初めの暴力を挙げるワークで挙がった暴力を先ほど説明した三つの暴力のどんな要素が含まれているのかを考えるというワークを行いました。
かなり時間をかける必要のあるワークであったため、話し合いが最後までじっくりできなかったという班がいくつかでてしまったところが反省点でした。
しかし全体的にどの班も積極的に話し合う様子が見受けられ、
参加者が今まで考えたことのないようなことをみんなで考えられたのではないかと思います。
今回の派遣が私たちにとって今年度4回目、最後の派遣となりました。
今までの反省点を改善し、本番前には今までで一番余裕が持て、リハーサルを全員でじっくり行うことができたため、本番も落ち着いてできたことがとてもよかったと思います。
また、それぞれが周りをみることできるなど、チームワークのよさも感じることができたよい派遣だったと思います。
byインストラクターいしばし
by iuip-nuis | 2016-03-04 14:05 | ワークショップ派遣報告