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十日町市田沢小学校において「平等な命」ワークショップを行ないました。

 世界の現実チームの3年柄澤亜美です。

 9月7日(月)に十日町市田沢小学校へ行き、六年生32名を対象にワークショップを行ってきました。

 ワークショップではルワンダの争いの具体例を挙げながら、命の価値とは何かを参加者と共に紛争地帯と自分の命を中心に考えることを目的に行いました。

 最初のワークでは、体を動かす二種類のアイスブレーキングをしました。

導入ではルワンダの地理情報、ツチとフツが対立するまでの歴史、ジェノサイドについてパワーポイントで
説明しました。

展開では映画ホテル・ルワンダのワンシーンをみました。
ジェノサイドが起こる前のフツのデモの様子などのシーンをみてから、そのシーンのセリフをグループごとに読み合わせをしました。
また、映画の疑問点や感想などもグループ内で話し合いました。

発展でも映画ホテル・ルワンダの映像をみてもらいました。
ある市民がツチ族という理由だけでフツの民兵に連合され、ある家族がそのツチ市民を助けたいけど助けようとしたら自分も巻き込まれるから助けられないという映画のワンシーンでした。
それを見てから、自分がその家族の登場人物だったら、そのツチ市民を助けるか助けないか究極の選択をしてもらい、その理由も考えてもらいました。

このワークでの生徒さんの反応は、助けると答えた子と助けないと答えた子の数に大きな差はなく、連合されたツチの人を助けたら自分と家族も危ない目にあうかもしれないから助けないという意見や、連合されたツチの人を放っておけないから助けるという意見などがでました。
また、選べないという子も何人かいました。

その後、まとめを話して終えました。


この派遣では、映像の説明は多少あったもののホテル・ルワンダの内容が難しく感じている生徒さんの様子がうかがえました。

また、目的の達成率も低かったです。

ですが、全体を通してワークショップに対して田沢小学校の生徒さんは積極的な姿勢をみせてくれました。
今後、扱う題材をルワンダで続けるか、変更するかなどチームで話し合っていきたいと思います。


byインストラクターからさわ
by iuip-nuis | 2015-09-07 10:40 | ワークショップ派遣報告