JICA北陸 国際理解教育実践セミナーにおいて異文化理解ワークショップを行いました。
JICA北陸 国際理解教育実践セミナー
@リファーレ オフィス棟 大会議室
対象:大学生、教員及び関係者 30名程度
国際交流インストラクター史上初となる県外での派遣として、石川県金沢市で国際理解ワークショップを行なってきました。
当日は
・セッション1
「国際交流インストラクター」説明
国際理解ワークショップの実体験
・セッション2
ワークショップの振り返り・意見交換
ワークショップづくり体験
というスケジュールで行なわれました。
今回、国際理解ワークショップにてファシリテーター役を務めた学生2名の感想を紹介します。
川崎美雪さん ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○
7月4日、私たちは異文化理解ワークショップを行ってきました。
私がワークショップで担当した部分は、ヒジャブに関するビデオを見ての論点・問題点と、それに対する各国の対応の紹介でした。グループワークではそれぞれのチームがたくさんの意見(論点・問題点)が出たのですが、それを元に問題点を説明することが出来なかったのが反省点です。そのため、問題点に対する理解を深めることができず、内容があまり伝わらなかったように思います。今後の課題として、出してもらった意見をしっかり受け止め、それを元にまとめることが必要だと感じました。
チームを周っている時も反省点がありました。それは最後のグループワーク中にあるチームから質問された時、具体的に答えることが出来ず、その後も意見を引き出すことが出来なかったことです。準備の段階で、どのような質問が出るか、予め考えておくべきでした。
今回私は異文化理解ワークショップをするのが初めてで、とても緊張しました。しかし、ワークショップに参加したことで、新たに自分の課題を見つけることが出来たし、異文化理解に対する論点・問題点を改めて考えるきっかけになりました。
このような機会を与えてもらったことに感謝しています。そして、一緒に準備をしてくれた今回のメンバーと、準備を手伝ってくれたみなさん、ありがとうございました。
川崎美雪
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岩本紗綾さん ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○
私たちは、石川県金沢市で行われたJICA北陸国際理解教育セミナーにおいて、主に教職員の方々や学生の方々に向けての異文化理解ワークショップを行いました。
①個人個人の異文化理解、他者理解の考えを今一度再考すること、深く考えてみること、さらに②自分がある文化的習慣や個人のアイデンティティに対し、どこまで許し、受け入れるのかについて考えることが成果目標でした。
改善点は2つあります。1つ目は事前に会場の様子を把握しなかった点です。スクリーンが見えづらいテーブルもあったようでした。2つ目は自己紹介をしてもらうときに、所属の項目があったことで、逆に参加者が素の意見を出しづらかったのではないかという点です。
評価できる点は2つあります。1つ目は終始、明るく進めることが出来た点です。これは、私個人の問題だったのですが、ワークショップ中に落ち込んで暗い表情になることがたまにありました。ですが、今回はそういったことが無かったように思えます。2つ目はワークショップで扱った問い「文化的習慣、個人のアイデンティティが公共空間においてどこまで認められるべきか(日本で)」を再度考えてみたくなった点です。それは、その人の社会的な立場によって意見は全く変わるということに気付いたので、私も学生でなくなったときに、どういう意見を持つかを知りたくなりました。
異文化理解の問題は、その人の性格や考え方によって判断が変わると思っていましたが、社会的立場も大きく影響していることに気付けたことが、今回のワークショップで持ち帰れたことです。
最後になりましたが、参加者のみなさま、新潟国際情報大のメンバーのみなさん、どうもありがとうございました。
岩本紗綾