2014年 10月 23日
株式会社黒崎事務所の黒崎晋司さんにお越しいただき、ワークショップ形式でお話しいただきました。
@本学 国際交流センター
講師:黒崎晋司さん
(株式会社 地域計画建築研究所 主席研究員/
認定NPO法人 環境エネルギー政策研究所 客員研究員/
株式会社 黒崎事務所 代表取締役)
演題:コミュニケーションの基礎 ~豊かな対話を目指して~
(ファシリテーション入門編)
10月23日ワークショップ実践論1において行われた黒崎晋司さんのワークショップの感想を2名分紹介します。

★山浦圭介くん★
こんにちは。異文化理解チーム2年山浦圭介です。
10月23日のワークショップ実践論で行われた黒崎晋司さんによるワークショップの感想を報告します。
今回のワークショップのテーマは、「コミュニケーションの重要性」で、それをもとに、伝え方、聴き方、ファシリテーターとしての技術を学んでいく、というものでした。
私は、このワークショップで特に印象に残ったことは、伝え方についてです。黒崎さんのお話の中で、「何を伝えたいか(結論)を決め、それをもとに話の入り口、根拠を組み立てていく」というものがありました。
私は普段、話の出だしをどうしようか、話が伝わるだろうか、を深く考えすぎて、結論をうまく伝えられなかったり、そもそも何の話をしていたかを忘れたりすることがよくありました。


そこで、前に述べたことを心がけて話すようにしたら、以前よりも結論を伝えることができるようになりました。このお話をきっかけに自分を少し成長させることができたと思います。
他にも、人に伝えることのむずかしさ、話の聞き方など印象に残ることがたくさんありました。貴重な機会を与えてくださり、ありがとうございました。
byインストラクターやまうら
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★堂口梨奈★
こんにちは、1年の堂口です。
10月23日に行われた、黒崎晋司さんによる「コミュニケーションの基礎 ~豊かな対話を目指して~」についての感想などを報告します。
まず、どのようなお話があったかまとめてみたいと思います。
はじめに、近年の社会的動向として、「科学と社会など異なる分野をつなぐことが求められている」「真の豊かさをコミュニティや関係性を通じて実現したい」というニーズがあり、コミュニケーションが重要、といったところから始まりました。
話を伝えるとき、説明するときまずは場面をイメージすることが大切だそうです。
というのは、イメージなしで本番に挑むとガチガチに固まってしまうからです。
場面をイメージするというのは
・聴き手の反応
・聴き手の期待
・聴き手の「〇〇」
をイメージするということです。
このことによって話しやすい関係性や安心感をつくるとのことです。
次にストーリーを考えます。
ストーリーは、出口 → 入口 → 展開
という順序でやってみると効率などが変わってくるとのことです。
さて、ストーリーを作る前に「聴く」技術も身に着けなければなりません。
ここであがった基本となる技術は、からだで聴く、あいづちや返事、要約や繰り返し、などがあがりました。
このことを体験するため、チームになり、話し手がある絵を見ながら、他の人(描き手)に絵の内容を伝える、という活動をしました。話し手の伝える絵を描き手が書くとき、最初は質問など禁止だったので、一方向のコミュニケーションはとても難しいと思いました。


また、「説明」「説得」「納得」をワンランクUPさせたものをみんなで考えました。
ユニークな意見がたくさんあげられましたが、一応、「説明」は共有、「説得」を共感、納得を「満足」にすると、良いとのことでした。
ファシリテーションの基本についてもお話を聞きました。
ほかの分野と比較して、より厳密な中立性、「第三者性」が求められます。具体的には、中立であるからには双方から感謝されるか怨嗟されるかしないとダメということです。片方から感謝されて片方からは怨嗟されるのはダメということです。
ワークショップを受けていると、やはり人々はそれぞれ性格があって発言する人としない人と別れることがあり、その場合は発言しない人が発言する人が言った言葉を要約して書いてもらうというアイデアをいただきました。


今回のワークショップ実践論は初めて講師の方から教えてもらうというものでした。
普段あまりなにも考えずに対話している中でも、聴き方や話し方によって相手に与える印象もだいぶ変わるものであるということがわかりました。
ここで教わったものを忘れずに心がけていくことでなにか得たり、なにか変えることができたりすると思いました。また、これからの授業や、インストラクターの活動に生かしていきたいと思います。
byインストラクターどうぐちりな