2014年 11月 27日
立教大学特任教授の池住義憲さんにお越しいただき、ワークショップを行なっていただきました。
@本学 国際交流センター
講師:池住義憲さん(立教大学大学院特任教授)
演題:時代の贈り物
情報文化学科 3年の藤原由里絵です。
11月27日(木)にワークショップ実践論で池住先生によるワークショップをうけました。

このワークショップでは、まずブレインストーミングのルールを簡単に確認することから始まりました。
次に、私たちの社会の中で
・なくしたいもの
・取り去りたいもの
・廃絶したいもの
を各自、自由に書き出してチーム内で発表しました。
そして、書き出したもののなかでこれは私(の)問題だと思うものに○をつけてチーム内で共有しました。
更に、書いたもののなかで時間がかかっても私たちが力を合わせればなくせるものに×をつけました。


このワークショップ中に池住先生が仰っていたことで、心に残ったものがあります。
それは、ワークショップで扱っている問題を自分たちが本当に解決できると思っているか、思っていないかでワークショップの終わり方が変わってくる、というものです。池住先生はこのことについて例を用いてお話してくださったのですが、それをきいていたら、私がやってきたワークショップは本当に解決できるとは思っていないワークショップの終わり方だったんだと実感しました。


更に、ワークショップのなかで、とても面白かったのが、100年前の人々の未来予想の書かれたプリントの内容です。それには、インターネット普及など現在、実現しているものや、蚊が絶滅しているなど実現していないものが書かれていて100年前の人々が考えていたものにふれることができて面白くて少し不思議な感じがしました。
また、先生は全体を通して、間(ま)や沈黙があってもゆっくりと進めていましたが、シリアスな部分はしっかり声の調子や表情で説得力のある話し方をしていたのが印象的でした。そして、各セッションのごとに「間違っている意見(正解)はない」というようなことを繰り返し言っていただき、安心して取り組むことができました。

今回のワークショップを受けて、ある問題にどう取り組み、どう関わるかで自分の生き方が変わるという見本を見せて頂いたように思います。とてもいい機会になりました。
byインストラクターふじわらゆりえ