2013年 02月 20日
新潟市立巻南小学校にてWS『あなたのたいせつなものは何ですか?』を行いました。
@新潟市立巻南小学校
対象:4年生 30名、32名
ワークショップタイトル:
『あなたのたいせつなものは何ですか?~「豊かさ」から考える世界~』
(世界の現実チーム)
こんにちは。
現実チームの石井郁子です。
2月20日(水)に巻南小学校へ行ってきました。今回は4年生を対象に2回WSを行いました。

前回の上関小学校の派遣から2週間くらいしかたってませんでしたが、内容をがらりと変え、新しく「ダイヤモンドランキング」というゲーム型のGWを用意しました。
6つの「大切なもの」のリストを私たちが用意していき、その他に3つ子どもたち自身で「大切なもの」のリストを作ってもらい、全部で9つの「大切なもの」を順位づけするというものです。
最下位には「学校」や「国旗」が挙げられましたが、実はカンボジアの子どもの中には、これらを「大切なもの」として挙げています。また「地雷をなくすこと」が大切だと言うカンボジアの子どももいました。カンボジアには今でも多くの地雷が埋められており、常に危険と隣り合わせで暮らしているということをみていきました。

このようなカンボジアの背景を知り、なぜ「学校」や「国旗」を大切なものとして挙げているのか考えるGWを行いました。このGWをやることで、カンボジアの子どもたちの気持ちを考えることができ、更には自分達が「学校」や「国旗」を最下位に挙げてしまったけど、これらは大切なものなんだ、という自覚が持てたのではないでしょうか。

カンボジアと日本では生活状況が違うから大切なものも変わってくるのかもしれません。しかし、それでも共通点はあります。その共通点を子どもたちから引き出すところに私たちは少し苦戦してしまいました。
今回は準備の時間が少ない中、チームで協力し合ったからこそ、やりきれたものだと思います。WS後は子どもたちとお昼ご飯を一緒にいただき、体育館で騒いできました。元気いっぱいなのは子どものいいところですね。ちなみに私は今日下半身が筋肉痛です。

今回のこの派遣が私の大学生活の最後の派遣となりました。インストラクターの活動はとってもとっても大変ですが、絶対にやって後悔しないと思います。私自身、インストラクターをやってから大学の全ての授業に対する姿勢が変わり、毎時間有意義に過ごせました。全てが自分の知識として身に付いていき、それが楽しくなってきました。インストラクターは様々な人と触れあうことができるという点でも絶対に続けるべきです。
異文化、食、援助、不平等、子どもの問題など、インストラクターの活動は、普段人があまり考えないような問題について、自分達が教えながら同時に一緒に学んでいくという、とても素晴らしいものだと思います。
本当に大変な活動ですが、後輩のみんなにはこれからも続けてほしいです。仲良くね!
最後にみづき、きたぽん、平岡、たいちゃん、1年間お世話になりました。みんな就活や勉強が大変なのに頑張って作ってくれて、本当にありがとう。全然頼りない4年でごめんなさい。みんなと一緒にWSができて、すごく楽しかったし、思い出ができました。他にも4年間私と関わってくれたみなさん、ほんとうにお世話になりました。
これからもいいWSが作れるようにみんなで協力して頑張ってください。
4年間ありがとうございました。
byインストラクターいしいいくこ