2012年 07月 05日
フリージャーナリストの下村靖樹さんに講演をして頂きました。
先日、ジャーナリストの下村さんをお招きし、「アフリカの紛争地を通して見る人間の業とその可能性」というテーマについてご講演いただきました。お忙しいところ、遠路遥々お越しいただき、ありがとうございました。

最初に、アイスブレイクとしてクイズをしました。
景品が付いていたので意気込んだのですが、私は1問目で外れてしまいました。
途上国のトイレ事情や、ゴリラの性別の見分け方など、とても面白かったです。
続いて話は本題に移り、アフリカで下村さんが撮った写真や動画を交えてお話を伺いました。今も戦闘が続き、その中で子供たちが暮らしていることや、戦闘に子供たちが加わっていること、そして子供同士が殺しあっているという事を聞き、言葉に言い表せないような気持ちになりました。
家族や友達を殺さなければ、自分が殺される。このような状況が、ルワンダでは成り立っているのです。私はこのような構造があることをとても残念に思うと同時に、今起きているという事実にとても衝撃を受けました。

人間は酷い生き物です。人間同士、殺し合うのですから。遺伝子が数%しか変わらないゴリラは、そんなことは絶対にしないそうです。胸を叩くのも、戦いを回避させる行為であり、とてもとても優しい動物らしいのです。
人間の愚かさを知り、世界の現実を目にすることが出来たこの時間は、平和的な国際理解教育をする私たちにとって、非常に大きなインプットになりました。
今後のワークショップ作りにも、活用していきたいと思います。
ありがとうございました。
byインストラクターいしいたいちろう