大阪女学院大学教授の奥本京子さんに「トランセンド・ワークショップ」を行っていただきました。
今回の授業は、大阪女学院大学教授の奥本京子さんにお越しいただき、「トランセンド・ワークショップ」を実施してもらいました。

紛争解決、紛争転換をする上で、「win win」以上のもっと創造的でお互いに共感できる「超越点」までたどり着く、ということがとても難しく、面白かったです。
まずたくさんの単語を「平和」、「暴力」のどっちかに分けるというセッションをしました。これだけでもずっとやれそうでした。進むほどに、中間の単語がたくさんになっていくような感じがします。

次に、2人の少年と1つのオレンジの例から、「一方の勝利」「撤退・逃避」「妥協点」「超越点」を考えました。
とにかく「超越点」を創造するのが上手くいかず、答えが無限なのでとても悩み甲斐のあるセッションでした。
最後に猫の飼い主と、隣人のガーデニング好きとの問題を考えました。ロールプレイングを通して、超越点を議論しました。頭の固まってしまった大人よりも、子どものほうが良い意見が出るかもしれません。
私は傍観者の役でしたが、かなり暴力的な意見(洗脳)しか思いつかなかったので、そういう自分に気づくことになりました。しかしまだまだ意見は出てきそうだったので、やはり悩み甲斐のある問題は、すべてそれで費やしてもよい気持ちになります。

受けてみて、私達がこれからワークショップを作成する上で、良いヒントがたくさん散りばめられていたと思います。
特にロールプレイングはチャレンジしてもどうも上手くいかないので、今回の経験を活かし、さらに良いワークショップを作成してほしいと思います。
奥本さん、この寒い新潟まで来ていただいてありがとうございました!!
byスタッフかわだ
by iuip-nuis | 2012-01-06 16:30 | ワークショップ派遣報告