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6.情報の一面性からつくられる先入観や価値観を明らかにする

国際理解講座データベース2009


情報の一面性からつくられる先入観や価値観を明らかにする
 ―うたがって気づく自分の“世界”―価値観は十人十色―

1 趣旨
具体的なケースに即して、自分とは異なる価値観が存在することを気づかせる。また、自らの価値観形成のプロセスの一端について特にマスコミュニケーションにスポットを当てて、それらがいかに限定された情報の上に成り立っているのか、メディア・リテラシーの重要性を提示する。

2 目的

一つの事柄にも様々な捉え方があり、自分の捉え方がすべてではないということを体感させることで、自分の文化・価値観だけでなく他の文化・価値観が存在するという点について気づきを促す。最終的には、限定された情報の上に作られた個々の価値観に対し、疑いを持つ必要性を感じてもらう。

3 内容
ジェスチャーゲーム、伝言ゲームを通じて情報の誤伝達を実感した後、マリ共和国のお葬式の様子、ツバルの大潮の劇、珍しい食べ物など自分たちの常識を疑わせるような教材を使用し、普段「当たり前」と思っていたことが本当はそうではないということ、情報の一面性について考察していく。

4 その他
異文化理解、メディア・リテラシーの問題を取り扱うワークショップであるので、対象学年によって実施内容を大きく検討する必要があります。低学年は異文化理解導入に限定すると理解が定着するようです。常識を覆す諸教材は世界の文化を紹介するものがよいと思います。

詳細や参考文献は進行シートをご覧下さい。
by iuip-nuis | 2010-03-31 12:14 | 国際理解講座データベース