3.チョコレートの貿易システムから世界の不平等を考える
国際理解講座データベース2009
チョコレートの貿易システムから世界の不平等を考える
―甘くて苦いチョコレートの真実―
1 趣旨
身近なお菓子・チョコレートを通して、世界の貿易システムとその背後にある「不平等」、「児童労働」の実態を明らかにする。
2 目的
チョコレートができるまでの生産過程を劇や映像を通して学ぶことによって、児童・生徒が、カカオの生産者と私たち消費者とのつながりを理解し、そのうえでそれら問題に対する自身の考えを構築していくことが目的です。
3 内容
チョコレートに関する基礎的クイズから導入し、チョコレートを巡る不当な児童労働、取引の実態について参加者を交えた劇で展開する。その後ガーナで働く子どもたちの映像を踏まえ、私たちの購買と世界とのつながりを明らかにし、不平等な貿易システムを解決する1つの可能性としてフェアトレード商品を紹介する。 最終的には「児童労働のチョコとフェアトレードのチョコ、あなたはどちらを選ぶか。」という問いを1人1人に投げかけることにより、この問題に対する各々の意見を構築する。
4 その他
劇のシーンでは「チョコを食べることのできるこどもたち」と「児童労働でチョコが食べられない子どもたち」がいるということを実際に大変してもらうためにチョコレートを配り食べてもらいます。フェアトレードのチョコレートに関しても保存料が入っていないため夏は手に入りにくいのですが、10月以降購入することができるので試食してもらうと効果的です。
詳細や参考文献は進行シートをご覧下さい。
by iuip-nuis | 2010-03-31 12:02 | 国際理解講座データベース