国際理解講座データベース2009
パレスチナ問題の解決を阻むものは何か?
1 趣旨
パレスチナ問題の解決の難しさがユダヤ人とパレスチナ人のあいだの〈暴力の連鎖〉にあることを学ぶとともに、この連鎖を断ち切るために何が必要かを考える。
2 目的
世界には今なお事実上の戦争状態に置かれている人々が存在することを理解することを通して、日本人には身近とは言えない「戦争と平和」の問題について考えさせる。
3 内容
ユダヤ人の追放から今日に至るまでの歴史的背景を説明し、イスラエルによる武力侵攻やパレスチナによる爆弾テロといった〈暴力の連鎖〉のために紛争解決が難しいことを指摘するとともに、紛争解決に向けて努力している人々がイスラエルにもパレスチナにもいることを紹介する。
4 その他
これは小学生高学年レベルを想定した内容です。中学生や高校生レベルでは、〈暴力の連鎖〉以外の要因――イスラエルを支援する超大国アメリカの存在、パレスチナ側の穏健派と過激派(ハマス)の分裂――と結びつけて、より現実的に紛争解決の難しさを考えてもらうことも十分可能です。
詳細や参考文献は
進行シートをご覧下さい。