第3回 羽賀友信氏による「異文化理解」
5月8日、外部講師をお呼びしての第3回目
羽賀友信さんによる異文化理解についてお話をしていただきました。

羽賀さんの言葉はどれも心に突き刺さるものがあり、「なるほど!」ばかりの90分でした。
自国のものさしで他をみてしまう
たとえば…
日本は地震大国と言われるほど、過去にも大被害を受けるほどの地震が起こっています。
この新潟県でも。
私たちは”地震”が発生する日本に住んでいて、”地震”がどのようなものかを知っているので、人に説明する時も地震という単語だけでその意味を理解できてしまいます。
しかし、中国やフィリピンなどの国は地震(earthquake)が存在しません。
その為、地震を知らない人は
「世界が壊れた!!!!」「クーデターだ!!!!」と思い込んだそうです。
「地震を知らない人たちに、あなたならどのように説明をしますか?」
ここで、羽賀氏語録を紹介。
「頑張るは、無意識に自分にプレッシャーをかけてしまい、視野が狭くなってしまう。頑張らない、重荷がとれてリラックスでき視野が広がる」・・・頑張らない=ネガティブな言葉と思う人もいるのでは?
「他言語をペラペラに話せるってどうゆうこと?ただ流暢に話せればいいの?そうでありません!少し不十分であっても、自分の感性をきちんと伝えられること!それもペラペラなのです。」
「人の為、人の為とばかり思っていては、それは”偽”になってしまう。」・・・ボランティアも”やってあげている”のではなく、”やらせていただいている”という意識を持たなければ!と思います。
「アクションをおこさなければ結局それは、他人事。頭で考えるより、心で考えること!」・・・考えていること、”想い”を”形”にしなければ考えていないのと同じなのでは?
「どこまで出来たかが大事。出来ないものは出来ん!と開き直るのも良し。でも、どうやったら出来るかを考えることが大事なのだ。」
これらの言葉、みなさんはどう受け取りましたか?
異文化理解とは一言では、説明できません、難しいものです。改めて痛感しました。


BY インストラクター みながわ
by iuip-nuis | 2009-05-08 08:23 | 外部講師によるワークショップ