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クロアチアじこみの「非暴力ワークショップ」を体験しました。

クロアチアじこみの「非暴力ワークショップ」を体験しました。_c0167632_143646100.jpgこの日のファシリテーター
クロアチアじこみの「非暴力ワークショップ」を体験しました。_c0167632_1437219.jpgこの日の参加者

2月14日(土)この日、世間はバレンタインデーでしたが、
国際交流インストラクターでは、午後をまるまる使って
クロアチア平和学研究センター エミナさんによる「非暴力ワークショップ」を体験しました。

時間は13:00-17:00、参加者はゲストも含めると14名。
長いと思われそうですが、実際「あっ!」という間にすぎました。
通訳の時間がかかったということもそうですが、

「非暴力」ということを考えようとするとやっぱり半日では足りないのでした。

内容はだいたい以下のような感じです。

イントロ 自己紹介 このWSに期待するもの、期待しないもの

1 暴力/非暴力で連想するものをあげていく←ブレインストーミングというものです。

2 暴力かな?非暴力かな?ということを考えるようなセンテンスについて、
  「賛成」「反対」「どちらでもない」自分の立場を考え、一直線上に自分の立場をおき、
  その後、それぞれの意見を述べる。


  例)自分を守るためには暴力を使ってもよい
  例)消極的であるくらいなら暴力的であるほうがいい
  例)自分は暴力的だ あるいは 非暴力的だ
  例)同僚が喫煙者の場合、同僚は仕事場で喫煙をしてはならない
  
など・・

クロアチアじこみの「非暴力ワークショップ」を体験しました。_c0167632_14393696.jpg

  (話し合う参加者たち。質問されて悩んだりしていました。)


3 暴力のタイプについて説明

4.暴力の連鎖について説明
  加害者・被害者・傍観者のトライアングル
  誰しもがこの3者の役割を持つということの確認

5・ 非暴力の説明

6.非暴力を全員の体で表現

7.加害者・被害者・傍観者のロールプレイング

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(ワークのようすを紹介)

感想は「時間が足りなかった」「もっと話がしたかった」「通訳大変だった」など
ありますが
とにかく非暴力とは「なにもしない」ことではなく、「選択」であり、
創造的で建設的なもの、近づいていくもの
というエミナさんにはやはり普通の24歳には感じ得ないパワーと覚悟を感じました。
「白黒つけられないところに可能性がある」ということにも元気をもらえました。

参加した者は英語でのコミュニケーションを頑張ったというほかにも
普段は考えないような「暴力」というテーマをより深く学び、議論したため
「頭を使った!」「考えた!」とワイワイ感想を言っていました。
皆、ときには辞書を引きながらも、自分の言葉で話そうとしました。

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(通訳にも挑戦しました)

実践的なワークショップの技術を学べたと思います。


エミナさんは新潟が大好きになったといって、
「ありがとう」「どういたしまして」など少しの日本語を覚えて帰って行きました。

仲良くなったので今度はクロアチアの非暴力トレーニングに招待されるかもしれません!
インストラクター海外研修も夢ではなくなってきました。


BY スタッフ にいつ
by iuip-nuis | 2009-02-14 13:00 | インストラクターニュース